2週間前から「工業」の単元学習を行っています。今の時期の授業目的は「内容」そのものではなく、「記憶能力を高めること」にあります。
「記憶」の学習については、過去記事で詳しく述べていますので、そちらをご参照下さい。
→ 「記憶練習」について
今回の授業では、工業地帯・工業地域について扱いました。覚えることが多く、整理しながら覚えないと混乱しやすいです。
① 工業地帯・工業地域の名前と場所
② 各工業地帯・工業地域の特色
③ それぞれの地帯・地域を代表する工業都市
本日は、①を覚えてもらいました。
「覚えた」と思っていても、確認してみると実際には覚えていないということが頻繁に起こります。一時的にでも記憶できたかどうかを確認することはとても大切です。そこで、「覚えた」と感じた段階で、地図の中に工業地帯・工業地域の名前を書き込み、本当に覚えられているかを確認してもらいました。「書いて覚える」と言いますが、「覚えたかどうか」を「書けるか」で確認するという作用が重要な役割を担っていると認識して頂けると良いかと思います。
これまでの経験から、「繰り返し思い出さなければ記憶は定着しない」ということを実感している生徒は、「もう一枚用紙を下さい」とリクエストし、3回、4回と繰り返し確認を行っていました。
なお、①の作業が終了した生徒には、この単元に関わる入試問題を解いてもらいました。今回覚えた知識で解ける問題も含まれていますが、足らない知識もある状態です。これは、次週の②の学習に向けモチベーションを高め、今回の知識とのつながりを意識した「エピソード記憶」として覚えることの橋渡しを目的としています。
授業内ですべて覚えた人も、時間が経てば忘れます。それは悪いことではありません。
「覚える → 思い出す → 忘れたら覚え直す」
この流れを繰り返すことで、知識は定着していきます。その方法を体得してもらうことを目的に、引き続き丁寧に指導して参ります。