漢字の学習というと、まず「書けるようにすること」を思い浮かべる方も多いと思います。
しかしONEでは、漢字を書くことは後回しにしています。先に大切にしているのは、その漢字を読めること、そして、その漢字がどのような意味や概念を表しているのかが分かることです。
今回の授業では、あえて小学4年生で扱う漢字を使い、「何と読むか」「どのような意味を表しているか」を確認しながら進めました。
4年生で学ぶ漢字は、これから書けるようになることも必要です。ただ、その前に、漢字を見たときに読みが浮かび、言葉としての意味を捉えられる状態をつくることを優先しています。
漢字は、形だけを覚えるものではありません。
漢字を見て読みを思い出し、その言葉が表す意味を考える。こうして文字と音、意味を結びつけていきます。その土台ができてから書く練習に入ることで、単に形を写すのではなく、「意味のある言葉を書く」という学習につながります。
記憶の面でも、何度も見たり写したりするだけではなく、自分の頭の中から読みや意味を思い出すことが重要です。
一度扱った漢字を、少し時間を空けてもう一度見たときに、読みや意味を思い出せるか。授業でも、こうした「思い出す」場面をつくりながら進めています。
4年生になると、学習する漢字の数も増えていきます。
だからこそ、ONEでは「何回書いたか」だけで漢字学習を考えるのではなく、まず「読めるか」「意味が分かるか」「思い出せるか」を大切にしています。
その土台をつくったうえで、書く学習へとつなげていきます。
