小6 模試について(2)

対象学年 小学6年生

今回は、過去に掲載した「模試について」の記事を、改めて掲載させていただきます。

前記事はこちら→模試について(1)

テスト結果について

模試の問題は、前回の記事で述べたような性質を持っていますので、実際の入試問題とは大きく異なります。

したがって、模試の結果がそのまま本番の結果に直結するわけではなく、志望校の合否を判断する材料としては限界があると考えています。

10年ほど前までは、模試は合否の判定には適していないものの、学習の成果を測る手段としてある程度機能していました。しかし近年は、回ごとの出題難易度のばらつきも大きく、「このくらい得点できていれば大丈夫」といった明確な目安を設定することも難しくなっているのが現状です。

では、志望校の合否を考える際に、何を判断材料とすればよいのでしょうか。

ONEでは、最も信頼できる指標は「志望校の過去問」だと考えています。

入試問題は学校ごとに大きく異なります。その学校が実際に出題した問題に取り組み、どの程度対応できているのかを見ることが、志望校との距離を判断するうえでは最も重要です。

そのため、模試の偏差値や合否判定だけを見るのではなく、志望校の過去問にどのように取り組めているか、その中でどの程度力を発揮できているかを見ながら判断していくことが大切です。

ただし、ここで一つ注意していただきたいことがあります。

これは模試であっても過去問であっても同じですが、本番以外のテストで「合格できる」という判定が出たとしても、それが実際の入試での合格を保証するものではありません。

模試で良い判定が出たり、過去問で十分な得点が取れたりすれば、一つの安心材料にはなります。しかし、入試本番では出題内容も、その日の状態も、試験会場の環境も異なります。

最終的な結果は、実際の入試を受けるまで分かりません。

ですから、良い結果が出たときにも必要以上に安心しすぎず、反対に模試で思うような結果が出なかったときにも必要以上に不安になることなく、本番に向けて準備を続けていくことが重要だと考えています。

模試を受験された際には、問題用紙・解答用紙・成績表をご持参いただき、ONEのスタッフが目を通させていただきます。

もし、特に気になる点や修正が必要な点が見つかった場合には、お子様に直接アドバイスを行い、必要に応じて保護者の方にもご連絡させていただきます。

それ以外の場合は、模試の結果について過度に気にされないようお願い申し上げます。

模試をどう活用するべきか

ここまで読んで、「外部模試を受ける意味があるのか?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、テストの「結果」だけを見るのであれば、多くの受験生にとって大きな価値があるとは言い切れません。

しかし、私たちは「模試を受けること」自体に、大きな意味があると考えています。

ONEに通うお子様は、日々この小さな空間で学習しています。大規模な会場で試験を受ける経験は、それほど多くありません。

見知らぬ多くの受験生に囲まれ、実際の中学校などの試験会場で受験を体験することは、受験本番を見据えたときに大切な経験となります。

  • 見知らぬ空間
  • 見知らぬ受験生
  • 限られた試験時間
  • 試験独特の緊張感

これらに加えて、今まで感じたことのないようなプレッシャーを体感することもあるでしょう。

こうした経験は、日常生活ではなかなか得られません。この点において、外部模試は受験本番に向けて非常に有意義な時間であると捉えていただきたいと思います。

すべてをここで書き切ることはできませんが、少なくとも模試の「点数」や「判定」に一喜一憂するのではなく、入試本番に向けた経験の一つとして受け止めていただきたいと思います。

そして、合否について考える際には、模試の結果よりも、志望校の過去問への取り組みを重視していただければと思います。

ただし、その結果もあくまで判断材料の一つです。繰り返しになりますが模試でも過去問でも、本番以外の結果が実際の合格を保証するものではありません。最後まで入試本番を見据えて準備を続けることが大切です。

実際に結果を目にすると、不安や焦りを感じることもあると思います。必要があれば、今後の面談の際に、模試や過去問の結果の捉え方についてご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

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