夏期講習・前半の小4国語の授業については、下記の記事がございます。
http://shingaku1one.com/4th-grade-2018-summer-jpn-1
以下、夏期講習後半の授業についてのご報告です。
4年生は現段階で受験が目の前にあるわけではないので、塾に来て勉強するということを自然なこととして受け止められるようになるためには、授業における勉強以外のことも重要な意味を持ちます。
勉強だけで全く遊びがないという状況であれば、塾に来ることが大きな苦痛となり、通塾に対してネガティブな姿勢ができあがってしまう可能性もあります。
「遊ぶ時には遊ぶ、勉強するときには集中して勉強する」といったメリハリがより大切であると考えています。
授業前には、将棋をしたり、オセロをしたり、立体四目並べ(こちらを参照)をしたり、本を読んだり……と各々が好きなことをしております。特に他人に迷惑をかけなければ大きな声で話していても注意をするということはありません。
授業開始時間と共に、遊びをやめ、集中を高めるための行動や作業をしてもらいます。
夏期講習においては、深呼吸を取り入れました。
ある行為をすることにより、オフからオンに意識をはっきりと切り替えてもらっています。集中する時間をある程度取ってから授業に入ります。
夏期講習の国語の授業では、はじめに簡単な日本語の使い方について演習し、その後、短い文章を通じた語彙の学習を行いました。
残りの時間で「長文読解」を行いました。これまで4年生の国語の授業では、物語文を扱ってきましたが、夏期講習の後半の授業においては、それだけではなく、説明文や論説文も扱いました。
「長文読解」と言っても、文章を読んで設問を解くということを行うわけではなく、あくまでも頭と心を動かしながら文章を追う練習を行う時間です。
物語文であればその物語の正解を楽しめれば十分であり、説明文や論説であれば未知の内容やこれまでとは違うものの見方に触れ、驚いたり、あるいは「なるほど」と思ったり……ということができればよいのです。
頭と心を動かしながら文章を追いかけるということは、文章の種別が異なっても変わりません。
物語と同様にあれこれと感じながら、考えながら文章を追うことができていました。
9月からの授業においても、同じように頭と心を動かして文章を読む練習を積んでいきます。