2024年9月10日
現在、小5の社会では歴史の授業を行っています。
ONEの歴史の授業は、最初に歴史の大筋だけを短期間で学習した後に、再び前に戻って今度は丁寧に細かいところまで説明し、覚えてもらうという形で進めていきます。最初から細かいところまで説明した方が、一通りの学習にかかる時間を短縮できると思われるかもしれません。確かにその通りです。しかしながら、授業を早く進めることに大きな意味はありません。
最初に根幹となる重要なことを入れておくと、2度目の学習の際には1度目に覚えた内容を土台に説明を聴くことができますし、1度目に覚えた内容と関連させて詳細な事項を覚えることができます。重要なことと些末なことを並列的に覚えてしまうというようなことも防げます。
まずは江戸時代の終わりまでを一通り学習していきます。間もなく一度目の学習が終了しますので、その後は古代から順に詳しい内容の学習を進めていきます(原始時代については、すでに一通り、必要な内容は学習しています)。
過去記事にも書いておりますが、毎回の授業では2種のテストを実施しています。
これらのテストを通じて、「記憶」と真剣に向き合い、「どうすれば正しく覚えられるか」ということを体得することが、5年生の社会科における最大の目標となります。
テストA,B(これについては、過去記事をご参照下さい)ともに、ほぼ完璧なレベルでできるようになっているお子様もいらっしゃいますが、まだ「自分が覚えたかどうか」という判断が甘いお子様もいらっしゃいます。テストを通じて、記憶の精度を上げていけるよう、覚え方や覚えたかどうかのチェックについて、ていねいに指導をしていきます。