小5社会　授業報告　5月22日

今回も「都道府県テスト」および「授業の確認テスト」の2種のテストを実施しました。

都道府県テストに関しては、先週から今週にかけて飛躍的に得点が伸びたお子様がいらっしゃいました。実はこのテストにおいては、テスト自体が記憶をより確かなものにする勉強の役割を果たしています。記憶というものは思い出すことによって確かなものとなっていきます。テストは思い出す機会なので、テストを通じて記憶の定着度が高まります。今週思い出すのに10秒かかった事柄が、翌週は3秒で思い出せるというようになるかもしれません。
実は家で毎日のようにテストをすれば、一週間で飛躍的に記録を伸ばすことができます。今週、得点を大きく伸ばしたお子様は「家で練習をした」とおっしゃっていましたが、思い出す訓練を繰り返してくれたのだと思います。

「覚えているかどうかテストをする→忘れていた時はすぐに答えを確認する→もう一度最初からテストをする」ということを繰り返すことがポイントになります。この方法による学習は、記憶の学習全般に有効な方法です。

本日の授業において、４つの工業地帯・４つの工業地域について、「どの都道府県にあるのか」・「主な工業都市とさかんな産業」について確認・説明をし、これを下のようにまとめてもらいました。

この表をゼロから完成させるというのが次週のテストになります。
ただ、プリントを眺めているだけでは覚えきれるものではありません。「声に出して覚える」・「書いて覚える」というのも有効なアプローチですが、最も有効なのは前述の「テストを繰り返す」という学習です。「とりあえず一通り覚えたかな？」というような状態で確認のためにテストを実施し、忘れてしまったものがあったらすぐに答えを確認し、覚えたと思ったら再度最初からテストをすることを繰り返す。お子様が自宅で学習をする際に、覚えたかどうかの確認を繰り返しているようであれば、「どうすれば覚えられるか」を理解した行動がとれているということです。

自律的に行動をできるようになることも重要なので、ご家庭において特に声掛けをする必要はありません。来年には受験生としての行動ができるように，アプローチしていきます。