2024年12月6日
早いもので11月も終わりに近づき,ONEでは2月から新学年に進むため,小学4年生の授業はあと2か月と少しになりました。4年生の間に整数と小数の四則計算を正しく身につける必要があります。今年の4年生の皆さんは,計算ついては特に問題はありませんが,当たり前のものとして完全に身につけてもらうために,授業の前半の時間を使って,繰り返し計算練習をしていきます。
後半の授業では,紙の上に書かれた設計図(展開図)について、それを組み立てたときにどうなるのか、頭の中で考えたことが実際と一致するかを確認してもらいました。題材としてポリドロンという多角形を組み合わせて立体図形を作ることができる学習教材を使いました。
(ポリドロンについてはこちらをご参照ください。)
正方形を6個机の上に並べてそれを組み立てたときに立方体になるかどうかを実際に確認してもらいました。頭の中で立体を組み立ててみる練習ですので、立体の形に組み立てながら考えるのは禁止しました。ポリドロンを利用したのは、自分が考えたことを形にして、正しいかどうかをすぐに試すことができ、うまくいかなかったとしても、失敗したものを観察することで次を考えるヒントを得てほしかったからです。
立方体の展開図は全部で11種類あります。思いついたものをただ書き出していくだけでは、なかなか全部を見つけることはできません。自分なりの規則を考えて1つの正解から発展させて複数の正解を見つけることができたお子様もいました。こういった成功体験を積むことが学習を進める上で非常に意味があります。
今週はただやみくもに試してみるだけで終わってしまったお子様もおられますので,次回もう一度,試してもらいます。