今週の授業では、まず
① 6個のものを2人で等分する
② 6個のものを2人で分ける
この2つの区別について説明しました。①は3個ずつに分けることになりますが、②は1個と5個に分けるなど、何通りかの分け方が考えられます。前者については割り算で考えることができますが、後者については割り算で考えることはできません。
割り算の意味が「等しく分けること(等分)」であることを確認した後に、小数の単元に入りました。
(問)
(1)1000cmを2等分すると何cmずつになりますか。
(2)100cmを2等分すると何cmずつになりますか。
(3)10cmを2等分すると何cmずつになりますか。
(4)1cmを2等分すると何cmずつになりますか。
(4)の答えについては、小学3年生までに算数で習った知識では表現できなかった長さになります。これを。小数点を使って0.5cmと表現できることを(1)~(3)の答えと比較しながら説明しました。
ここでのポイントは、いままでに知っている長さと比較して理解してもらうとともに、小数点は特別なものではなく、500cmといった数についても省略されているだけで、小数点があることを知ってもらうことです。
この後、ここまでの内容について理解できているかどうかを、足し算を使って確認しました。
この問題については、小数点について意識できていないと、今までに習ってきた筆算に形式的に当てはめてしまい、数字を右に揃えてしまって1.5cmと間違えてしまいます。
お子様たちはしっかりと話を聞けていたようで、小数点について意識ができていました。全員が3.3cmと正しく答えることができました。
小数点について今回は意識できていましたが、一度で定着する内容とは思っておりません。今後も繰り返し説明していきます。