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小5国語 授業報告 3/22

小5の国語の授業においては、現在。前半の時間に漢字、後半の時間に文章の読解を扱っています。

本日は「読解」の授業についての授業報告となります。

2月の新学年授業開始から、環境に関するテーマの文章を扱っています。

小学生にとって環境問題は身近な問題などではありません。環境問題は受験における論理的文章の最頻出テーマですが、小学生の日常とは縁遠いテーマであり、受験で取り上げられる環境問題に関する文章も、当然のことながら小学生対象に書かれたものではありません。したがって、普通の小学生にとって環境問題について書かれた文章は、簡単に読めるようなものではないのです。

では、どうすれば読めるようになるかといえば、環境問題に関する知識を持つことです。
本日扱った文章は「生態系」に関して論じた文章です。
この文章は、読者が「オオクチバス(ブラックバス)」という魚を知っていること、そして外来種が引き起こしている生態系の破壊という問題について、一定の知識や教養を持っていることを前提に書かれたものでした。この文章を読んで理解するためには、文章を読み始める以前に、筆者が想定した読者が持っているであろう前提知識を入れておく必要があります。

本日は体験授業のお子様がいましたので、これまでの授業で説明してきた「生態系」に関する知識について復習をした上で、文章を一文一文丁寧に読んでもらいました。前提知識を持った上でじっくりと読めば、文章の理解ができないなどということはありません。みな、概ね問題のないレベルで文章を理解できていました。

この知識を学ぶときに、たとえば「生態系」という言葉について辞書を調べて、その意味を覚えるというようなことは必要ありません。

「ある地域に生息するすべての生物群集と、それを取り巻く環境とを包括した全体。エコシステム。」(デジタル大辞泉)
この説明を読んだところで小学生はピンと来ません。実感を伴わない形で、ただ言葉の意味を形式的に覚えても無意味です。むしろ、覚えようとしてはいないが、繰り返し文章の中でその言葉に触れる中で、意味のイメージが徐々に何となく刷り込まれていくというのが理想です。語句の意味は固定的なものではなく、使われる文章によって少しずつ異なります。語句の意味を辞書的・固定的に捉えていると、実際に文章の中で用いられる際のニュアンスの違いなどに対応できなくなる可能性が高いのです。

受験における頻出テーマに関わる知識や教養について繰り返し確認し、それを使ってひとつの文章を繰り返し読むことにより、テーマや重要ワードについてのイメージを作って行きます。
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