東京・三鷹駅から徒歩5分-小学生(中学受験)・中学生(高校受験)対象の少人数制進学塾です。進学教室ONEでは無理なく「やれること」から少しずつ負荷を上げ、受験勉強を通して能力・精神力を鍛えていきます。
進学教室ONE
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小4国語 授業報告 3/19

毎回、授業の前半では、科目の枠にとらわれず様々なトレーニングを行っています。国語の授業日であっても、計算練習やパズルなどにも取り組んでもらっています。

もちろん国語に関わる練習も行います。以前にも紹介した国語エクササイズというプリントです。

上の画像は本日の国語エクササイズの一部です。
今回の問題は「つまり」・「すなわち」・「たとえば」といった接続語について学ぶことです。
いざ、こういう形で問題を出されると、どうしていいかわからないというお子様もいらっしゃいます。多くの読書をしてきて、こういった言葉を何度も目にしてきているお子様はとまどうことなく答えを書くことができますが、そういった経験が不足している場合などは、文を書くことができなくても不思議ではありません。

では書けない場合はどうするのか。こういう場合、時間をかけて、考えることには意味はありません。「つまり」・「すなわち」・「たとえば」という言葉に出会った経験が少ないために文を作ることができないのですがら、こういうふうに使うんだという例を具体的に示して、それを真似するなどして、経験を積んでもらうことが必要となります。何度も繰り返しているうちに、覚えようとしていなくても、たとえば「『つまり』という言葉はこんな感じで使うんだ」ということが何となく感覚に刷り込まれていくのです。

母語である日本語を学ぶときは、論理的に文法を学ぶということは必要ではありません(受験対策として必要になる場合もありますが)。文法の参考書で接続語について学習したら、正しく使い分けができるようになるというわけではなく、接続語に何度も触れ、実際にそれを使用してみるという経験を繰り返すからこそ、使いこなせるようになるのです。これは接続語に限ったことではありません。「てにをは」の使い方なども同じです。

今回と同様、来週も「つまり」・「すなわち」・「たとえば」を使った作文を繰り返し、これらの言葉の使用経験を積んでもらう予定です。

 

後半の授業では、漢字および文章読解の学習を行っています。
4年次における漢字学習および文章読解の授業の目的については、あらためて記事にさせていただきます。

本日の授業において感心したのは、体験授業の方も含め、授業に参加しているお子様全員が、一ヶ月に4~5冊以上の本を読んでいるということです。これだけの本を読んでいるということは、文章を読む基本の姿勢ができていて、読むことを楽しめているということを示しています。読むことに対するプラスの感情を損なわないように、「楽しく文章を読んでもらう」ことを意識しながら、少しずつ難度の高い文章にステップアップしていきます。

よく「あの子は読書量が多いから、読解力がある」というようなことを耳にします。それは確かにその通りなのですが、「読解力があるから、たくさんの読書ができる」という側面もあります。したがって、読解が苦手だと言っているお子様に「本を読みなさい」と言って、本を与えても意味のある形で「読書はできない」ケースが多くなります。
学校や塾において、保護者の方が「うちの子は読解が苦手なのですが、どうしたらいいですか?」ということを教師に質問している場面はよく見られるのではないかと思います。これに対し「本を読ませて下さい」というアドバイスがされることが多いのではないでしょうか。しかし、本を与えても「読めない」可能性が高く、楽しく読めなかった場合には、文章を読むことに対するマイナス感情が強くなってしまうという結果を招いてしまうかもしれません。「何を読ませるか」・「どう読ませるか」ということが語られないのであれば、そのアドバイスは役に立たないものと思って差し支えないと思います。

長くなりましたので、続きは別の機会に書かせていただきます。

 

 

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