6年社会　ＧＷ特訓

ＧＷ特訓の授業が本日で終了しました。明日から3日間のお休みになり、次回授業日は7日(火)となります。

社会の授業の様子について書かせていただきます。

Ｂコースは歴史の授業が一通り終わりました。例年よりもかなり早いペースで進んでおります。
実は3月までは例年よりも授業のペースが遅れていました。2か月ほどで例年のペースに追いつき、追い越したことになるのですが、これには理由があります。

5年次の社会授業に関する過去記事で、授業時に二種類のテストを実施している旨を書きました。（詳細は→こちら）

過去記事にある呼称をそのまま使用させていただきますが、テストＡ，テストＢを6年になっても並行して行ってきました。テストＢは記憶事項102個をまとめたプリントを毎週繰り返し5分ほどの時間で覚えてもらい、その後に答えを書いてもらうというテストです。最終的に102個まで覚えるような段階になると、答えを書くのに30分近くかかることになります。6年生になってからは授業時間のうち30分ほどをこのテストＢに費やすことになり、さらにテストＡも実施しますので（所要時間10～15分程度）、実質的な授業時間は40分ほどとなっていました。例年に比べ、授業時間が短くなり、そのため授業の進行が遅くなっていたのですが、全員が3月いっぱいでテストＢをほぼコンプリートできたので、その後は授業内でテストＢに使っていた時間を授業に充てました（未修了の生徒は授業時間外にテストを実施）。授業をした内容については、毎週テストＡにて確認を行っていますが、例年に比べテストＡの出来が良く、全員がほぼ完璧に近い状態になるので、授業で足踏みをすることがなく、スムーズに進行していきました。

テストＡの出来が良いのは、テストＢを完璧にコンプリートすることを通じて、記憶の方法の適正化ができたからです。5年次に記憶に苦戦していた生徒も現在は記憶の精度をかなり上げてくれています。

Ａコースでは、テストＢをこのＧＷ特訓の期間でほぼコンプリートできました。覚えるためには繰り返しが必要であること、覚えたと思って安心して放置すると忘れてしまうこと、声を出したり紙に書いたりしていろいろな感覚を動員した方が確実に覚えられること、どこまでやれば覚えられるかという匙加減……など、いろいろなことが学べたと思います。

ここからはテストＢに使っていた時間を授業に充当できるので、授業のペースが上がっていくことになると思いますが、テストＢで身につけた記憶の方法論にしたがって、しっかりと学習を進めていってもらいます。