2024年12月9日
今週も食塩水を題材にして割合の練習をしてもらいました。
食塩水と食塩水を混ぜたときに,濃度がどう変わるかについて前回の授業でお話ししました(詳細はこちらをご参照ください)。
今週は食塩水に,水や食塩を加えた場合にどう考えるのかをお話ししました。
水や食塩は食塩水ではありませんが,水を食塩を含まない0%の食塩水として扱ったり,食塩を水を含まない100%の食塩水として扱ったりしても問題がないことを伝えました。このようなものの見方を通じて日常の言葉としての濃度ではなく,算数の用語としての濃度という言葉に慣れていってもらっています。
濃度について考えるために必要な知識を与えた後,演習をしてもらいました。学習した内容についてわかったと感じたとしても,それで終わってしまうと,しばらく時間が経てば忘れてしまいます。そうしないためには、演習をして定着をさせる必要があります。演習においては答えを出すことよりも,授業で話された内容を思い出し、授業で学んだ重要事項を定着させることが大切です。
小5の段階では割合を感覚的に「当たり前のもの」として感じられるようになってもらうことを一つの大きな目標としています。割合という一つの分野の内容を当たり前にしてしまえば,他の分野を習得することは容易になります。意識して演習を繰り返しておりますので,ご了承くださいますようお願い申し上げます。