本日の小4の授業において、「理科トレーニング」・「社会トレーニング」というプリントを配付しました。これはやらなければいけない宿題ではなく、プラスアルファの課題として与えたものです。締め切りがあるわけではなく、1枚やって提出をした後に次のプリントを渡していくという形をとります。1枚にかかる時間は5~10分程度なので、大きな時間的負担にはならないでしょう。
ONEでは小4の間に理科・社会の授業を行っていません。小4の時期から理科・社会で大きな負荷をかけることには、弊害があると考えるからです(これについてはあらためて記事にします)。
しかしながら、理科・社会を使って鍛えられる能力や学習姿勢というものもあります。そこで今月から「理科トレーニング」・「社会トレーニング」というプリントを使ったアプローチを開始することにしました。
毎週、理科・社会の授業があって、テストが実施され、そのテストに備えて覚えなければならないという状況は今はありません。したがって、覚えるために「理トレ」・「社トレ」に取り組むことは、自主的な行動ということになります。
実は「やらなくてもいいよ」と言って渡されると、「やった方が得」というような心理になることがあります。さらに実際にやって提出したときに「よくやってきたね」と認められることで気分がよくなり、次のプリントもやろうという気になる。やってこなかったお子様も、それを見て「自分もやろうかな」という気になるかもしれません。
また、あまり負担をかけずに覚えることを繰り返すことで、「覚えること」に対して「面倒くさい」・「たいへんだ」というようなネガティブな思いを持ちにくくなります。それが5年生への移行をスムーズにするという面もあります。
ご家庭の方で話題として取り上げていただくことはよいのですが、お子様に強制することはしないで下さい。強制をすると、理科や社会という科目に対して負の感情を持つことにつながるかもしれません。自分からやってみようと思ってやるようになるということが大切です。お子様たちの取り組みの様子をみながら、アプローチしてまいります。
「理科トレ」・「社会トレ」の狙いは他にもありますので、それについては別記事にて書かせていただきます。