前回の記事はこちら → 授業報告4月13日
本日も前回までと同じ「果物」・「工芸作物」に関するテストを実施いたしました(他に漁業に関する内容も出題しています)。
「果物」・「工芸作物」に関しては、これで4回目になります。満点を取れたお子様も増えてきましたが、「うっかり漢字を間違えてしまった」というような理由で、1~2個間違えてしまったお子様もいらっしゃいます。前記事にも書きましたが、全員が満点を取れるまでテストを継続します。
「うっかり漢字を間違えてしまった」と書きましたが、実は「うっかり」というのは勘違いであることが多いです。正解を知って「ああ、それはわかっていた」と思ったときにお子様は「うっかり」ということをおっしゃいますが、実際は「正しい知識を学習したことはあるが、いつでも思い出せる状態にはなっていなかった」という場合がほとんどです。
繰り返し学習し、いつでも自由に思い出せるようになった知識については、うっかり間違えるなどということは、ほとんどおきません。たとえば九九を不注意で間違えるなどということは、まずないでしょう。お子様は「うっかり」間違えたと思っているのですが、本当は「しっかりと知識が定着していない」ということです。つまり知識が定着していない時点で「もう大丈夫、覚えている」と判断していたということになります。
前記事で、記憶をする際に「ここまでやったら大丈夫」と適切に判断できる力をつけることが重要であると書かせていただきましたが、「うっかり間違えた」と言っている場合の多くは、自分が覚えたかどうかの判断がまだ甘いということになります。引き続き、「覚える」ということについてアプローチをしていきます。
新しい内容として、本日より「工業」についての学習を始めました。「農業」や「漁業」よりも覚えることが多い分野です。これについても、覚えるための行動を身につけさせることを目的として、テストを利用しながら学習を進めていきます。