授業の前半の計算練習では整数の割り算の筆算の定着を図っています。また、小数の足し算と引き算が定着した後に取り上げる予定の小数の掛け算にそなえて、整数の掛け算が問題なくできるかをチェックしています。
後半の授業では先週に引き続き、小数の足し算について説明しました。ここでのポイントは、筆算で小数点を縦に揃えて書くことです。なぜ小数点を揃えて書くのか、もう一度小数点の意味から確認しました。小数点を揃えて書くことが当たり前になるまで練習をしてもらいます。
残った時間をつかって「数当てゲーム」を題材に、頭を動かしてもらいました。
数当てゲームについては、「おむすび探偵団」(LINKはこちら)というゲームや、「Numer0n」(LINKはこちら)というTV番組でご存知の方もいらっしゃるかと思います。《ゲームのルールについては、「おむすび探偵団」のページをご参照ください(LINKはこちら)。》
授業では上記のような数当てゲームをシンプルな設定にして扱いました。
今後の学習や受験において不可欠な「正解にたどり着くために必要な情報は何かを能動的に考えて探すという姿勢」を、勉強と意識しないで身につけてもらうために、このゲームを使いました。
この数当てゲームは、単純なようで、少ない回数で当てるには、論理的な思考力を必要とする奥深いゲームです。ここでは、自分の答えに対しての出題者からの返答がヒントになります。ただ闇雲に当てにいくだけでなく、自分にとって必要な情報が何かを考えた上で、その情報を得るために答えを使えるようにならないと、なかなか少ない回数で当てることはできません。普段の学習では問題文で与えられている情報を読み取って、そこを起点にして考えることが多いのですが、この数当てゲームでは、何についての情報が必要なのかについても、自分で考えることになります。考える練習は、自分から能動的に考えようとしなければ、なかなかできません。
今回は、ゲームのルールを理解してもらった後、教師が出題者となって、実際にゲームをやってもらいました。まだ、慣れていないためにどう考えていいのか迷いながらも、なんとか数を当てようと、お子様たちは集中して考えてくれていました。
ゲームを通じて学習の姿勢を身につけられるよう、しばらくの間「数当てゲーム」を使っていく予定です。