小5国語　授業報告　12月20日

今回は毎週の授業の前半で扱っている「漢字」について書かせていただきます。

漢字の学習と言えば、「書き取り」の学習を想像される方が多いと思いますが、ONEでは5年生までの段階では「書き取り」についてはほとんど扱いません。漢字は読めて意味がわかれば、極端に言うと「書けない」状態でも大きな問題はないと思います。とは言え、受験においては全く無視するわけにもいかないので、小6の段階においては「書き取り」問題を扱ってはいきます。

ONEで漢字を扱う目的は、「文章読解」のための前提知識として、漢字を「読める」・「意味がわかる」という状態を作ることです。
したがって、授業において扱う漢字は、形の難しい漢字などではなく、文章の中で頻度の高い漢字が中心となります。また、漢字の配当学年を無視し、小学校低学年や中学校で習う漢字についても、文章内での頻度が高いものについては扱っていきます。

本日は「震」・「壊」・「眠」・「蓄」の4つの漢字を扱いました。実はこれらの漢字は小学校で習う漢字ではありません。お子様達もこれには驚いていました。結構これらの漢字は見慣れているからです。日常的に出会う頻度が高いにも関わらず、小学校では習わない漢字は結構あります。逆に滅多に日常で使用することのない漢字なのに、なぜか小学校で扱われる漢字もあります。いわゆる「教育漢字」の選定に合理性はありません。

上記の４つの漢字の用例などを紹介し、読み方と意味を覚えてもらいました。一週間の宿題で定着を図ってもらい、次回の授業時にテストを実施しています。
次回の国語の授業は冬期講習になりますので、その際にテストを実施いたします。