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小説が苦手な場合に考えること

受験生の中には、論説文や説明文は読めるけれども、小説が苦手だという生徒がいます。

論説や説明文を読めるのであれば、論理的に文章を読んでいく力は持っています。同じように小説も読んで行けばよいのですが、読んでいくと「なぜ?」・「どうして?」となって解決ができない状況が生まれてしまうのです。

「主人公が怒っていることはわかるが、どうして怒るのか理解できない」・「なぜ主人公は泣いているのか、全く想像がつかない」……といったような状況になるのです。

こうなってしまうのは、似たような状況における感情を体験をしたことがないから(不足しているから)であることが多いです。

たとえば、「特定の異性の前では言葉が出てこなくなってしまう」という少年の心情を理解するためには、似たような感情体験をしておく必要があります。これは必ずしも実体験である必要はなく、疑似的な体験であってもよいのです。

小説を読むこと自体が疑似的な体験ではないかと言われれば、確かにその通りなのですが、活字の小説では情報量が限定されるために、イメージが湧きにくいという側面はあります。

 

 

「おい、ちょっと待って」

このせりふだけを見ても、いったいどんな調子で読んだのかを前後の文脈から想像ができないお子様は、この場面での感情を実感することはできません。しかし、たとえばマンガなら人物の表情がそのときの心情を想像させてくれます。アニメやドラマであれば実際に「おい、ちょっと待って」という台詞が音声で流れるのですから、怒ったような調子なのか、懇願するような調子なのか、やさしく呼びかけるような調子なのか、はっきりとわかります。

「小説を読むのが苦手だ」・「小説を読んでも面白くない」という場合には、小説を読む前に、マンガやアニメ、ドラマや映画など絵や映像・音声などを伴うもので、さまざまな感情体験をしておくことをお勧めしたいと思います。その際、お子様の年齢よりもちょっとだけ背伸びして、「大人の世界を垣間見る」というようなことをしてみるのもプラスになるでしょう。

 

 

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