2024年11月14日
今回の理科の授業では、「燃焼」の単元を扱いました。
「燃焼」とは「燃料と酸素が結びつくこと」である。と、認識してもらうことをまずは第一に考えています。
「燃焼」とは「物が燃えること」と言っても間違いではありません。ただ、その認識からでは、そこから広がる知識が少ないので、この燃焼を扱う際には、単純に「物が燃えること」とは説明していません。
では、「燃焼」を「燃料と酸素が結びつくこと」と認識しておくと何が都合がいいのかというと、以下の、燃焼するための3つの条件へとつながります。
燃焼するための3つの条件とは、
・酸素があること
・燃料があること
・発火点以上の温度に達すること
この3つです
この条件を単純に暗記してもよいのですが、
「燃焼」とは「燃料と酸素が結びつくこと」と認識しておくことで、この覚えた言葉から3つの条件を認識することができます。
結びつくもの同士の酸素や燃料がなければ、条件がそろわない(そもそもの結びつくものがない)ので、燃焼は起きません。
また、酸素と燃料が存在しても、2つが結びつかなければ、燃焼は起きません。
この2つを結びつけるために、発火点以上の温度というある一定以上のエネルギーが必要になる と認識してもらっています。
理科という科目では、当然,多くの暗記が必要になってくるのですが、全てを単純な暗記として扱うにはもったいがない科目でもあると考えています。 ですので、考える機会があるものに関しては、その機会を存分に使えるように努めていきたいと考えております。また、暗記部分に関して、理科トレという宿題で繰り返し触れてもらうことで、単純知識を入れられるようにも努めていきます。
理科トレについてはこちらをご参照ください。