小4では、毎回『国語エクササイズ』というプリントに取り組んでもらっています。
『国語エクササイズ』の目的は、主に以下の二つです。
(1)『てにをは』や『接続詞』など、日本語の土台となる感覚を身につけてもらうこと。
(2)小学生のうちに身につけておきたい『言葉のリテラシー』を獲得すること。
今回は、その中でも『接続語』を授業でどのように扱っているかをご説明いたします。
受験問題では、前後の文章の関係性から適切な接続詞を選んで空欄を埋める問題が多く出題されます。
しかしONEでは、あえて次のような形式の問題にすることで、言葉の感覚や文脈をつかむ力を養っています。
『Q 空欄にあてはまる文を自由に考えて書きなさい。
(1)その店のカレーライスはとてもおいしかった。だから、( )。
(2)( )。そのため、早めに家を出発した。
(3)祖父から自転車をプレゼントしてもらった。そこで、( )。』
このような演習には、さまざまな効果が期待できます。
生徒は、与えられた文章をもとに、それぞれの価値観に基づいて異なる回答をします。
中には、提出された回答が文脈上うまく成り立たない場合もあります。しかし、その回答も、本人の中では合理的・論理的に考えた結果であることがほとんどです。
一般に「正解」とされる回答とは、社会の中で共有されている価値観や常識に照らして、違和感のない文章であると言えます。
つまり、不正解とされる回答は、社会で共有されている価値観のどこかが、まだ十分に身についていない状態を示しているのです。
そして、その「どこが身についていないのか」は、生徒によって一人ひとり異なります。
もし単に接続詞を埋めるだけの問題であれば、各生徒がどの部分を補うべきかを見つけることは難しくなります。これを的確に見つけ、学習させるために上記のような演習、授業を行っております。
当然ながら、このような方法には時間と手間がかかります。授業進度が遅く感じられる方もいらっしゃると思いますが、意図をご理解いただけると幸いです。