「新4年生の塾選びについて」の記事の続きとなります。
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・新4年生の塾選びについて①
・新4年生の塾選びについて②
今回は、塾選びの際に考慮すべきことの3つ目、③「受験までの通算での合計授業料」について、述べさせていただきます。
保護者の方は、中学受験のために、およそどのくらいの金額が発生するかあらかじめ知っておくことが大切です。どこの塾でも、学年が上がるにしたがって、授業時間が増えると同時に、夏期講習・冬期講習などの講習、テスト、合宿、特別講座など、通常授業外の費用負担が発生します。
集団授業を行っている塾の場合の、具体的な費用負担を列挙します。
・入塾金
・通常授業料
・教材費
・維持費,設備費など
・テスト代・模試代
・講習費用
☆その他特別講座(6年生で気を付ける費用負担)
☆授業外のフォローアップ(6年生で気を付ける費用負担)
塾によって、項目は多少異なりますが、上記のような費用が必要になってきます。
「この塾に入ったらいくら費用がかかるのだろう?」と思い、各塾のホームページを見ても、詳細を載せている大手塾は少数です。基本的には塾に直接問い合わせ、入塾案内をもらわなければ詳細はわからないことが多いです。「中学受験 塾 費用」などのワードでネット検索していただければ、大手塾のおよその月謝や年額の目安は見つけることができます。しかし、この費用には、上記☆の「その他特別講座・授業外のフォローアップ(6年生で気を付ける費用負担)」は含まれていないと考えてください。
ここで、通常授業以外の授業は受講しないという選択があると思っている方は要注意です。なぜならば、これらの講習も含めて、カリキュラムに組み込まれていることが多いからです。ONEにおいても同様です。
特に6年生での費用については、想定外の負担が生じることが多くあります。あらかじめ発生しうる費用を確認しておくことは大切です。6年生で転塾は困難であることから、想定外でも逃げ場がないことも考慮しておいたほうが良いと思います。
6年生にもなると、集団授業のフォローアップが必要になり、個別の授業の併用などを勧められるケースもあります。保護者の方は、入塾前の段階で「受験学年で個別を併用する方はいるか」「どのようなケースで個別を併用するのか」「費用はどのくらいか」という質問をすることをお勧めします。
ONEでは特別なケース以外、授業後や自習時に質問受け(費用発生はありません)をスタッフがすることにより、個別併用ということは行っておりません。
個別塾の場合は、時間当たりの単価は集団塾よりも高くなります。受講する科目数、コマ数によっては、集団塾の数倍の費用がかかることも珍しくありません。集団授業と同じぐらいの費用で済ませようと考えると、特に受験学年においては授業時間が少なく、十分な受験対策をすることは困難かもしれません。
個別塾に通われている方から「6年生からの費用負担が月額20万を超えてしまい、転塾を検討している」というような相談を受けることがあります。これまで、このようなケースでは、6年生の時期からの転塾にともなうマイナスを考え、受け入れることができませんでした 。現在は「短期受験コース(リンク)」で対応をできるようにしております。
ONEの費用に関しては、通常月の授業料や維持費、年間の教材費についてはホームページに記載しております。講習時の金額等、詳しくお知りになりたいという場合は、お問い合わせフォームよりご連絡いただければと存じます。
「新4年生の塾選びについて④ 授業との相性」については、後日アップします。