2024年12月6日
ONEでは、小4時は通常授業において理科・社会の授業を行っていません。講習時のみ、理科・社会の授業を実施しています。これにはさまざまな理由があるのですが、長くなるのでここでは説明は割愛させていただきます。
一学期の期間、算数・国語の授業内の10分ほどの時間を使って、都道府県を覚えるという作業を行ってきました。完全に覚えてきてもらうことを優先するのであれば、「家で覚えてきて」という形にするのですが、覚える姿勢を作ることを目的にしていますので、家で学習してくるようにという指示はしていませんでした。
2月から通われているお子様の多くは、何度も繰り返し練習してきたので、都道府県の名前と場所はほぼ覚えてきてくれています。夏期講習においては、すでに場所と名前を覚えた各都道府県の特産物やさかんな産業、有名な遺産や自然物などを覚える練習をしています。
覚えた知識については、テストを行い、覚えたかどうかをチェックしていますが、テストはチェックののためだけに行うのではありません。テストで思い出そうとすること自体が記憶をより確かなものにしていくという側面もありますし、忘れてしまった悔しさを経験してもらうといった意味合いもあります。
今回の講習会では、知識を長期記憶としてしっかり定着させることを目指してはいませんので、しばらく時間が経つと忘れてしまうこともあると思いますが、忘れてしまうことは悪いことではありません。一生懸命覚えようとすること、ひとまず覚えたかどうか(短期記憶として保持できているか)の判断をできるようになることが優先です。忘れたことを責めることは、覚えることを嫌がる結果につながりますので、禁物です。