2024年11月14日
今回の理科の授業では、新しく水溶液の単元を扱いました。
この単元では、今までの単元よりも覚えてもらうものが多くあります。酸性、中性、アルカリ性という言葉とそれぞれについての代表となる水溶液や、その水溶液に溶けているもの、また、溶けているものは固体であるのか、液体であるのか、気体であるのか、などなどです。水溶液の知識だけでなく、「固体、液体、気体とはどのようなものであったのか」という、今までに習った知識も必要になってくるので、簡単には覚えられない内容となっています。ですので、生徒たちには、時間をかけて丁寧に一つ一つ覚えてもらっています。
夏期講習において、5年生の理科では実験を行う予定です。実験の内容は与えられた水溶液に何が解けているのかを判別する「水溶液の特定実験」であり、この実験を理解して楽しむには、前述した水溶液の知識が必要になります。この知識がないと、ただ実験を眺めているだけになってしまい、せっかくの実験をする意味がなくなってしまいますし、面白みが減ってしまいます。生徒たちには、実験を行うことはすでに説明しており、この実験を楽しむことをモチベーションにして知識の記憶を促しています。夏の実験は5年生の理科にとって大きなイベントとなりますので、楽しんでもらいつつ意味のあるものにしたいと思っています。水溶液の知識を定着してもらえるように時間をかけて丁寧に指導していきたいと考えています。