2024年12月6日
小4の算数では,文章を読み取った上で,問いに答えるにはどう計算すればよいかを考えてもらっています。
(問題1)あめを一人に5個ずつ配ります。10人に配るためには全部で何個のあめが必要ですか。
(問題2)10個のあめを5人に等分します。一人分は何個になりますか。
この2つの問題では状況が異なるため,答えを出すために行うべき計算は違います。慣れてしまえば「当たり前」のことなのですが,初学の者にとっては,どこに注目してよいのかわからないため,繰り返し練習をして慣れてもらう必要があります。まずは暗算で考えることができる数値を使って,どのようなときに割り算を使えばよいのかを把握してもらいました。先週からは筆算が必要な数値を使った問題も含めて考えてもらっています。
先週は288÷8のような1ケタの数で割る計算について,筆算をどう行うかを説明しました,今週は全員が問題なくこの筆算をできることを確認した上で,504÷14のような2ケタの数で割る場合にどう筆算をすればよいかを説明しました。計算の仕方は1ケタの数で割る場合と変わらないのですが,14×1から14×9までの掛け算については暗記しておりませんので,必要ならば別に筆算で掛け算の計算をして調べる必要があります。面倒ですが慣れなければいけません。
来週からは,2ケタの数で割る割り算が必要な問題についても,文章を読み取って計算をする練習をしてもらいます。当然ですが計算が複雑になることで今まで読み取れていた文章が読めなくなることもありますので,時間をかけて取り組ませたいと思います。