今週の授業では「工業地帯・工業地域」を扱いました。4つの工業地帯・4つの工業地域の名前と場所を完璧に覚えてもらうというのが今回のテーマです。
「京浜」とか「阪神」といった名前の由来については少し説明いたしましたが、各工業地帯・地域の特徴などは気にせず、まずは集中して場所と名前を覚えてもらいました。これは一時記憶であり、そのまま放置したのでは、定着しません。次回の授業時にテストを行うので、それまでに4つの工業地帯・4つの工業地域の名前と場所を完璧に覚えて来てもらうというのが今週の課題です。
社会の学習においては、意味合いを理解しながら、ストーリーとして記憶をするということも必要ですが、理屈なく単語をひたすら覚えるというような単純な記憶も必要です。今回は完全に後者の課題となります。前者は面白いが、後者はつまらないといって毛嫌いするお子様もときにいらっしゃいますが、この後者の学習は非常に重要です。社会科にとどまらず、勉学においては「理屈なく覚えなければならないこと」はたくさんあります。単純に記憶するだけというのは面白くはないかもしれませんが、覚えるための行動はシンプルです。これを我慢してやってもらうというのが、今回の狙いです。たかが8個だけなので、覚えようと思って真剣に取り組めば絶対に覚えられるはずです。
覚えたと思ったら「確認」、覚えていなかったら再度覚えて「また確認」。一度覚えられたら、一日・二日と時間を空けて、再び覚えたかどうか確認し、忘れていれば再度覚える。一回の学習時間は5分でよいのですが、反復をすることが重要です。
どうすれば覚えられるかということを覚えることは、社会科の内容よりもはるかに重要です。5年生のうちに覚えるための行動をしっかりと身につけてもらえるよう、課題を与えていきます。