本日は漢字の学習について書かせていただきます。
現在、5年生では一週間に5つの漢字の学習をしています。過去記事にも繰り返し書いておりますが、ONEでは漢字学習の目的は、「文章を読むときに困らないようになること」に置いています。受験における書き取り問題に正解することを最大の目的にはしていません。
文章を読むときに困らないようにするための漢字学習とは、
① 漢字を読めること。
② 漢字の意味がわかること。
上記の2つです。読んで意味がわかるのであれば、文章の読解に支障をきたすことはありません。書き取りの学習に主眼を置くと、往々にして「意味を理解する」ということが二の次、三の次となってしまいます。ひどい場合にはノートに漢字練習をしている際に「それは何と読むの?」と質問すると「わからない」などという答えが返ってくることもあります。
授業においては、毎回取り上げる漢字の「読み方」を紹介し、その後に意味を解説、そして実際にその漢字の用例を通して、使い方を学習していきます。そこで説明されたことをノートにまとめ、宿題を通じて知識を定着させていきます。宿題用のプリントを配付し、毎日少しずつ学習してもらいます。
これは一日分(火曜日分)の宿題です。曜日によって宿題の出し方が少しずつ異なっています。文章を書き写す、そして読み方を答える、傍線部の意味を答えてもらう、ごくたまに漢字の書き取り(同音異義語など)を行う、という形で学習を進めてもらっています。
さぼってくるというお子様はいません。問題になるのは、丁寧に進めているかどうかということです。宿題だからやらなければならない、しかしながら手間と時間をかけるのは面倒と思い、とりあえずやってはいるものの表記があまりに雑、というような場合は注意をし、書き直しをしてもらっています。文字の表記の丁寧さは小学生の間に修正しないと、一生ついて回る可能性が高いです。厳しく注意することもあるかと思いますが、ご理解いただければ幸いです。
過去の漢字についての記事へのリンクを貼っておきます。
・漢字の学習について(2023/6/30)
・中学受験における漢字学習について(2019/5/27)