2024年11月15日
5年生の授業では、9月からは「倍数」を取り扱っています。
「倍数」は現実の世界とのつながりを考えにくく,算数の単元としては抽象性が高い内容の一つです。大人が思うよりも,「倍数」はお子様にとって捉えにくいものです。「倍数」については知識として覚えさせてしまうのも1つの方法ですが,時間に余裕がある5年生の段階では「思考させること」に重点を置きたいので、「倍数」について「規則性」や「物の個数」とつながりを重視して授業を行っています。「規則性」や「物の個数」の考え方を使って「倍数」を学ぶことで,「倍数」についても意味を考えずに,ただ式に数字を当てはめて計算するような学習態度になることを回避しています。
夏期講習が終わり、5年生が受験学年になるまであと半年を切りました。取り扱う単元も今までの応用や、発展が多くなります。生徒にはこれまで以上に、受動的な姿勢ではなく,自発的に授業の内容を自ら理解、認識しようとすることを要求させていただきます。授業の内容を理解することなく,単に問題の答えを出すことのみを目的とした行動に対しては,これを修正するために厳しく対応させていただくこともあるかと思います。その際、お子様が精神的に負担を感じることがあるかもしれませんが、ご理解いただければ幸いです。お子様のご様子で気になることなどございましたら、ご連絡いただければと存じますので、よろしくお願いいたします。