本日は授業の最初に「都道府県庁所在地」のテストをしました。都道府県は全員が完璧に覚えてくれていますので、今日は「都道府県庁所在地」のみのテストをしました。こちらも完璧になっているお子様もいらっしゃいますが、「松江」・「高松」・「松山」で間違えたり、「那覇」の漢字が書けなかったりというお子様もいらっしゃいます。これも全員が完璧になるまで繰り返しテストを行っていきます。
授業のチェックテストについては、「貿易」に関するテストを実施しました。記述問題において説明不足になっているお子様はいらっしゃいましたが、単純な記憶を確認する問題は、よくできていました。
授業の方では、本日から、各地方ごとに覚えるべき事項を確認していきます。これまで「日本の農業(コメ・野菜・果物・工芸作物・畜産)」・「日本の漁業」・「日本の工業」というような形で、産業別に日本の現状について学習してきましたが、これまでに学んだことを地方ごとに整理していきます。
ここで利用するのが白地図です。
上記のような何も書かれていない白地図に、その地方について覚えておくべき事項をまとめていきます。
実はここに覚えた知識をまとめていくのは、なかなかに大変です。
たとえば、室蘭市では鉄鋼業がさかんであるということを覚えていれば、「⑴北海道で鉄鋼業がさかんな都市はどこですか」・「⑵室蘭市でさかんな産業を選びなさい」といった問題に答えることができます。この場合、⑴であれば「北海道で鉄鋼業がさかんな都市」、⑵であれば「室蘭市」という言葉が、答えを思い出す際のヒントになります。
しかし、白地図に覚えておくべき事項をまとめるとなると、プリント上には「室蘭市」・「鉄鋼業」というヒントになる言葉が書かれていません。また「室蘭市」の位置も覚えていなければプリント上に正しく記入していくことができません。地図中に正しく記入していくためには、知識が当たり前になっていなければならないのです。
覚えるべき事項について説明し、それらを白地図中に記入してもらい、その場で覚えてもらいました。その後にもう一枚、白地図を配り、覚えたことを自力で記入していってもらいましたが、これまでの授業で行った短期記憶の練習時よりも苦戦していました。
次週、確認テストを実施します。覚えたかどうかをチェックするために、白地図を配付していますが、もし足りなくなった場合は、インターネットで白地図をダウンロードしてご利用下さい。