前記事はこちら → 授業報告5月17日
前記事に書いたテストを実施しました。
結果から言うと、ほとんどのお子様はとてもよくできていました。前回欠席したなどの理由で出来が今ひとつという方もいらっしゃいましたが、大きな問題のあるお子様はいらっしゃいませんでした。
今回の授業では、以下のような問題を考えてもらいました。
この問題はなかなかに難しい問題です。4つの工業地帯のグラフについては先週学習していますが、工業地域のグラフについては授業で扱っていません。各工業地域の主な工業都市などは学んでいますので、それを土台にすれば正解に至ることも不可能ではないのですが、この時点ですらすらと解けたお子様はいませんでした。どの知識を使って考えればいいかということに思い至らないという状態です。
この問題を考えるうえで必要な知識について確認した後に、再度考えてもらったところ、ほとんどのお子様は正解にたどり着くことができていました。地理分野に関しては、基本的な知識を持っていることを前提に、グラフや表を観察して解く問題が出題されることがありますので、ときにはこのような練習も行っていきます。
工業地帯・工業地域についての学習は今回で終わりです。来週、ここまでのまとめのテストを行います。
次週のテストに向けて、ここまでに学習した内容につき、口頭で質問をしていきました。現時点においては、「中京工業地帯を代表する工業都市は?」と問われたときには即座に「豊田と四日市」と答えられるのに、「四日市はどこの工業地帯にある?」と問われると瞬間的には答えが出てこないという状態のお子様もいらっしゃいます。覚えた時の順序で問われれば答えられますが、逆から問われると思い出すのに時間がかかるという状態です。思い出す練習を繰り返すことで、習熟度をアップさせることがポイントになります。覚えたけれど習熟がまだ不十分という状態を経験し、知識が当たり前のものになるまで練習をするということは有意義なことだと考えています。