前記事はこちら → 授業報告 5月8日
本日も前記事にある「漢字テスト」・「語句テスト」の二種を実施しました。前回の授業を欠席したお子様を除いて、全員がよくできていました。
前記事で指摘した「宿題の文字表記の雑さ」については、顕著に改善しているお子様もいらっしゃり、テストの出来具合がたいへんよくなっていました。すぐに改善とはいかないお子様もいらっしゃいますが、引き続き改善のためのアプローチを行っていきます。
今回の記事では「漢字」の授業について書かせていただきます。
本日扱った漢字は以下の4つです。
これらの漢字の配当学年は、すべて6年です。
ONEでは漢字の配当学年に関わらず、文章を読んでいく際に頻繁に使われる漢字、意味をしっかりと理解しておきたい漢字を、授業において扱っています。今回はたまたま全て6年の配当漢字になりましたが、低学年で学習する漢字でも理解が不足していると思われるものや、小学校では習わない漢字も扱います。
授業においては、一つ一つの漢字の読み方と意味、使い方を紹介し、それをノートにまとめてもらい、宿題を使って、その内容の定着を図っています。定着に時間のかかるものについては、授業で扱った週のみならず、翌週以後の宿題でも触れてもらうようにしています。
漢字は単純に覚えればいいものと考え、テキストや問題集のようなものを与え、「家で覚えてくるように」という指示を出し、授業ではテストを行うのみという塾が多いと思いますが、このような学習の仕方をさせた場合、書き取り問題で正解することだけが漢字学習の目的になってしまい、漢字の意味を理解するということがおろそかになってしまう危惧があります。
漢字は「表意文字」ですので、意味を理解することが最も重要です。意味の説明を受け、多くの用例に触れる中で、一つ一つの漢字のイメージを身につけてもらうこと。そして、それを文章読解の下支えの知識とすること。この2つがONEの漢字の授業の目的です。
6年生においては、漢字の授業は行いません。漢字の学習は日々の「漢字トレーニング」という5~10分程度で終わるプリントのみ行います。5年生のうちに、受験の読解で必要となる重要な漢字の知識を入れていきますので、日々の宿題に丁寧に取り組み、知識を定着できるよう、指導してまいります。