2024年11月30日
小4の時期に身につけなければいけない重要なことの一つに「話を集中してしっかりと聞く」ということがあります。そんなことは簡単なことだと思われるかもしれませんが、そうではありません。
「話を聞かなくてもいい」などと考えて集中を欠いてしまうなどということはまずありません。知らず知らずのうちに、しっかりと話が聞けていない状態になってしまうのです。この無意識を制御する必要があります。
「集中しなさい」と言われて、すぐ改善できるのなら苦労はないのですが、そう簡単にはいきません。注意されて「集中しよう」と意識することはできるかもしれませんが、意識して「集中しなきゃ、集中しなきゃ」と自分に言い聞かせている状態というのは、集中している状態ではありません。本当に集中しているときに「集中しなきゃ」などと考える人はいません。
無意識にやってしまうことを修正するのには時間がかかります。意識的にやっていることは比較的簡単に直せるのですが、無意識の癖の修正は容易ではありません。無意識を意識化し、次にはその意識を無意識に落とし込んでいくというプロセスが必要になります。
現時点では「集中ができていない」という状態になったときに、声掛けて注意を促し、集中ができていないことに気づかせるということをしています。ここから時間をかけて改善のためのアプローチを行っていきます。注意を受けることに対して、お子様が負担に感じることもあるかもしれませんが、ご理解いただければ幸いです。