新小4の国語、今回が最初の授業でした。
授業の前半は、月曜日の算数と同様、科目の枠にとらわれず、計算やパズル、記憶練習、国語エクササイズなどに取り組んでもらいました。
計算やパズルについては、算数の記事で触れておりますので、今回は「国語エクササイズ」について書かせていただきます。このプリントは、以下の2つのことを目的としたものです。
①「てにをは」・接続語などの適切な使い方を身につける。
② 受験生として知っておくべき一般常識を身につける。
①について。「てにをは」・接続語などの適切な使い方は、できるだけ早い時期に身につけておきたいものです。これらは説明を聞いて理解をした上で覚えるというようなものではありません。繰り返し使用することで、感覚的に使い方を身につけていくものです。この感覚を身につけるための訓練は、小4ぐらいまでにやっておきたいことの一つです。高学年になって、「てにをは」が正しく使えていないという場合、これを修正するのはたいへんです。小4ぐらいまでだと、繰り返しによって感覚を刷り込んでいく作業がスムーズに進めやすいのです。これには理由があるのですが、長くなりますので、詳細は近日中に別記事にて書かせていただきます。
②について。「受験生として知っておくべき一般常識を身につける」と書きましたが、「一般常識」とは何かというとこれはなかなかに難しいところがあります。常識というのは、時代や地域によっても変わりますし、年齢や性別、職業などによっても変わります。
現在、40代以上の人であれば「ダイヤルを回す」と言えば「電話をかけること」だというのは「常識」でしょうが、現在の小学生にとっては「電話」は「ボタンを押す」もの、「あるいは画面にタッチする」ものであって、「ダイヤルを回す」と言われても何のことやらわからないとしても不思議ではありません。本を読んだり、マンガやテレビや映画で見たりといった経験がなければ、「ダイヤル」から「電話」を連想することは難しいでしょう。しかしながら、多くの大人はお子様に対して、「ダイヤルを回す」ということばから「電話をかけた」ということをわかってほしいと思うのではないでしょうか。それならば、そういうことに触れる機会を与えなければならないことは明らかです。
〇「焼く」・「炒める」・「煮る」・「ゆでる」・「蒸す」・「揚げる」ということがどういう意味なのか、しっかりとわかっているお子様がどれだけいるでしょうか。
〇「おじ」・「おば」・「おい」・「めい」・「いとこ」のいうのが、自分から見てどういう存在か、正しくわかっているお子様がどれだけいるでしょうか。
〇野菜や果物の旬の季節を知っているお子様がどれだけいるでしょうか。
こういった「一般常識」を身につけてもらうことも「国語エクササイズ」の目的です。本日の「国語エクササイズ」では、8枚の昆虫の写真を見せ、その名前を答えてもらいました。現代では、自然と触れ合う機会がめっきり減っていますし、「虫は気持ち悪いから見たくもない」というようなお子様も少なくないと思いますが、本日の授業を受講されたお子様は全員が正しく答えられていました。今後もさまざまな「一般常識」を取りあげていきます。
授業の後半では、「漢字」と「文章」を扱いました。書きたいことは多々ありますが、長くなりましたので、次の授業の折に書かせていただきます。