小5社会　授業報告　10月5日

社会の授業では毎回、以下の２種のテストを実施しています。
（１）その場で記憶した内容に関するテスト
（２）前週までに学習した内容に関する復習テスト

２種のテストの目的は「覚えるための方法を覚える」ことで、現時点においては、内容の習得は第一の目的ではありません。

まずは本日は（１）から取り組んでもらいました。本日は体験授業の方がいらっしゃったので、初めてのチャレンジに戸惑う可能性もあるかと思ったのですが、集中して記憶することに取り組んでくれていました。この（１）の点数が上がってくると、（２）のための家庭学習にかかる時間も短くなりますし、精度も高まります。とにかく限られた時間で少しでも多くの内容を覚えられるよう、必死になって取り組むことが肝要です。
記憶をするためのプリントは、約100個の知識を一字一句正確に覚えてもらうというものです（具体的な内容は明かせません）。夏期講習の後半からこのプリントを使って記憶練習を始めましたが、現在のところ、一番多く覚えている方は30個。家庭で覚えてくることはできず、ONEの教室で与えられる6分間のみで覚えるということを考えると、これまでに覚えるため与えられた総時間は一時間弱。それで30個の知識を一字一句正確に覚えるというのは、たいしたものです。お子様たちは皆、少しずつ記録を伸ばしており、真剣に取り組んでくれています。

（２）授業の復習テストに関しては、すでに繰り返し学習してもらった内容に関してはかなり良くできていましたが、先週初めて扱った内容については、まだまだ精度が不十分なお子様も少なくありませんでした。記憶においては反復が何より重要です。今回出来が思わしくなかった部分については、来週もう一度テストを実施いたします。

授業に関しては、古墳時代の説明をしました。すでに江戸時代まで一度、概要を学んでいますので、それに肉付けをしていくという形になります。通常、歴史の授業は、原始時代から現代まで一回通して学習して終わりという形をとることが多いと思いますが、ONEでは数年前から「最初に通史を一気に学習し、その後に詳しく再学習」という形をとっています。この形を採用する理由については、また別の機会に書かせていただきます。