本日から夏休み明けの通常授業が始まりました。
本日は体験生がいらっしゃいましたので、「①授業において扱っている漢字学習の意味」、「②文章の読解の学習において重要なこと」などについて、あらためて説明をしました。塾生の方にも現在の学習の意味合いを再確認する機会になったかと思います。
上記①、②について、ポイントを簡単にまとめると、以下のような内容になります。
① ひらがな・カタカナと漢字の違いは何か? 結論を言えば、前者が表音文字であるのに対し、後者が表意文字であること。だとすれば、漢字学習において最も重視すべきは、漢字の意味を理解すること。しかしながら、読めない漢字の意味を覚えるということは困難なので、読み方を合わせて覚えることが必要。意味を理解することもなく、ひたすら書き取りの学習をすることはナンセンス。
② 同じ日本語で書かれているのに、理解できる文章と理解できない文章が生じるのはなぜなのか? 文章の内容が理解できないのは、「理解するための前提となる知識」が不足しているため。文章で扱われているテーマに関する一定の理解、文章中に使用されている語句についての知識は文章理解のためには不可欠。それを考えれば、文章読解の学習において最も重要なことはわかるはず。
もう少し平易な言葉で、具体的な例などを挙げながら説明をしましたが、上記のような内容を説明をさせていただきました。ひたすら漢字の書き取りをやらせる先生や、問題演習をやらせまくる先生などが分かっていないことを、小学生が理解することは簡単なことではありませんが、みなしっかりと話を聞き。その場では理解できていました。自分のやっている学習が何を意図したものかといったことについて理解をしておくことは大きな意味があります。機会をみて、上記の内容については繰り返し話をしていきます。
漢字の学習、長文読解の学習とも、みな集中して取り組んでくれていました。本日学習した内容につきましては、次回の授業でテストを実施いたします。復習をしっかりと行えているかどうかを確認し、必要なことができていない場合には改善のためのアプローチをしていきます。