2024年11月30日
小学4年生では,「受験勉強の準備として,観察したり考えたりすることを経験する」ことを目的の一つとして,授業を行っています。
今日、授業で扱った内容は方陣算でした。
具体的には
という問題です。
このような問題であれば実際に図を描いて数えて答えることができます。
次に以下のような問題について考えてもらいました。
この問題になると,実際に図を描いて数えることは困難なため,何らかの工夫をしないと答えにたどり着くことはできません。
すべてのお子様が簡単にあきらめることなく、前向きに取り組んでくれました。
先の1辺が5個の問題のときの図を観察して,外側ひとまわりのご石をうまく分割して数えることができないかを考えたり,1辺の個数が6個,7個…と増やしていったときに,外側ひとまわりの個数がどう変わっていくかを調べたり、といった工夫をしてくれました。
問題がスムーズ解けない場合、投げ出してしまったり、すぐに教師に頼ったりするというお子様も珍しくないのですが、現4年生にはそのような行動をとるお子様は皆無でした。
初めから解き方を教わろうとするのではなく,自分で試してみることを当たり前にしておくことは,学習に向かう姿勢として、とても意味があります。今後も機会を見てこのような経験を積んでもらいます。