2024年12月6日
4年生の夏期講習においては、書き出して並べたものを観察して規則性を見つけるということをテーマに何回か授業を行っております。
(前回の授業の記事はこちらです)
8月10日は、その一環として年令についての問題を使い、観察して規則性を見つけることをテーマに授業を行いました。
まず「書き出す」という行動を積極的にしてもらうことが第一だと考え、ここまではどういう順序で書き出すかについては指定しないで書き出してもらっていました。ただ、思いついた順に書き出したままでは規則性を発見するための観察対象としては不十分な場合もあります。そこで、今回は年令を素材にして時間の経過の順に書き出してもらい、その上で観察を行って規則性を探してもらいました。
(例題)は理屈で考えていくこともできますが、1年後、2年後、…、と順に兄と弟の年令を書き出していくことでも正解にたどり着くことができます。自分から何かを発見するということに慣れていないためか、少し時間がかかるお子様もいましたが、全員しっかりと考えてくれていました。
11日には、別の形の問題(つるかめ算)を題材にして考えてもらいました。
この問題では、ていねいにすべてを書き出して観察して考えるお子様もいれば、これまでに学んだことを利用して早いタイミングで規則に気がつき、最小限の書き出しで考えているお子様もいました。何題かの演習を通じて、順番に書き出した方が確実に正解にたどり着けることを経験してもらえたと思います。
「書き出して並べたものを観察して規則性を見つける」という行動は、算数の学習においては非常に重要になりますので、今後の4年生の授業においても繰り返し経験してもらいます。