本日は国語の宿題について書かせていただきます。
5年生のこの時期において宿題を課す目的は「締め切りを守ることを覚える」ということです。この段階では大量の宿題や難度の高い宿題は与えません。「締め切りを守ろう」と思って家庭での学習に取り組んでも、量が多すぎたり難しすぎたりしたら、それが原因で締め切りを守ることができなくなってしまいます。「締め切りを守ろう」という意識を持たせるためには、「締め切りを守ろう」という意識を持って行動すれば、無理なく終えられる宿題である必要があります。
国語においては、漢字の宿題を課しています。毎週、新しく覚えるべき漢字を授業において3~5個扱っていきますが、この漢字の読み方と意味、用例を覚えるためのプリントをお渡ししています。
プリントには曜日が書かれており、指定された曜日に実施してもらい、週3回の授業日には必ず提出するように指示をしています。
漢字の宿題ではありますが、「10回ずつ書きなさい」というような書き取り練習は課していません。日によってやってもらうことは変わりますが、長時間を要する作業、苦痛を伴う作業は一切ありません。少しだけ紹介させていただきます。
プリントにある用例をていねいにノートに書き写し、傍線部の読み方を答える。☆のついた文の傍線部については、語句の意味を答える。さらにQの下に書かれた問題を解く。
これだけです。記事の冒頭に述べた通り、現時点における宿題の最大の目的は「締め切りを守るということを覚える」ことです。長時間を要する宿題や難しくて先に進めないような宿題を課すと、その目的を果たすことが難しくなります。上の写真にある程度であれば、丁寧にやっても10分もあれば終わるはずです。
たいした量ではありませんし、時間がかかるものではないので、以下のようなことを意識してやってもらいます。
(1)必ず指定された日を守ってやる。→ 締め切りを守ることが最重要課題です。
(2)ていねいに文字を書くこと。→ 表記が雑なお子様は、記憶が不正確になったり、テストにおいて誤記をしたり……とさまざまな問題を抱えていることが少なくありません。難しい課題に取り組んでいるときには、表記にまで気が回らないということもあるでしょうが、余裕のあるときには文字を丁寧に書くことを心掛けてもらいます。丁寧に書くことが当たり前になることを目指します。
こういう宿題が課されている日もあります。漢字を実際に自分で活用する練習ですが、これも丁寧にやってもさほど時間のかかるものではありません。
本日は理科・社会の授業日でしたが、国語や算数の宿題は通塾日には毎回提出ということになっておりますので、ノートをチェックさせていただきました。本日は忘れてきて未提出だった生徒は1名のみ。曜日を問わず毎回提出することについてあらためて確認しました。他の生徒はみな宿題を曜日に従って進められていました。ただ、表記が雑なために間違いが目立つ生徒には丁寧に直しをしてくるよう指示をしました。
宿題の提出・やり方に課題がある生徒については、次回の様子を見て、改善が見られないときは別の形でアプローチをしていきます。