2024年10月11日
今週も,先週に引き続き文章を読み取る練習をしてもらっています(先週の授業についてはこちらをご参照ください)。計算は小学校でも繰り返し練習するのですが,算数で文章の読み取りをする機会は少ないと思います。まず,算数であっても,計算の前に文章を読み取らなければいけないという意識を当たり前に持ってもらうために繰り返し練習をしています。
文章を読み取って,掛け算と割り算の区別をしてもらうとともに,割り算の筆算の練習もしてもらっています。割り算の筆算は,掛け算や引き算を含んでいて動作そのものが複雑になっています。それだけでも身に着けるのに手間がかかるのですが,それにとどまらず,例えば40÷7を考えるときに7×5=35は40より小さく,7×6=42より大きいことを確認した上で,商として5を立てるといった,商の見当をつける動作が不可欠になります。この商の見当をつけるという動作は,お子様にとってここで初めて体験するもので慣れるまでに時間がかかります。
今週は桁数が多い割り算には,余りのある割り算の計算が隠れていることを確認しました。
計算については手順を覚えればよく,動作の意味については考える必要はないのですが,手順を覚えるにあたって混乱が見られるお子様がいらっしゃいましたので,混乱を解決するのに必要な範囲で説明をしました。計算については,正しく確実にできるように,アプローチをしていきます。