算数は4年生のときから、「計算トレーニング(計トレ)」を出しています。
「計トレ」を宿題として出す目的は時期によって様々です。4年生の時は「宿題を提出する」ことを目的としていましたが、5年生の序盤では「毎日頭を動かす」ために利用します。
(4年生の時の記事はこちら→http://shingaku1one.com/240909a/)
5年生になり、週3回の授業になることでONEに来る頻度が上がります。これにより、ONEからお子様へアプローチできる回数も増え、「頭が動いている状態」にしやすくなります。
計トレはこの状態を継続的に保つために、次のようなstepが追加されていきます。
Step 1 日付通りにやってくる
Step 2 授業内容のやり方を練習する
やらなかった日があったとしても、学習の上で必要な内容については繰り返し出てきますので、ご安心ください。しかし計トレは、家庭内で誰かのサポートを受けて取り掛かることや、サポートを受けながら解いた場合には、効果が激減します。課題は、答えを出すことが目的でなく、授業で習ったことを思い出せること、授業がきちんと聞けていたかの確認が目的です。丸が付くようにサポートをすると逆効果になりますのでご注意いただけたらと思います。受験学年までに生徒本人が自発的な行動を取れるようになる、分からない事を自覚し、質問することへの布石にもなります。保護者の方は手を貸すのではなく、見守っていただければと思います。
学年の変わり目の時期には、お子様の勉強に対する意識を一段階高めることが非常に重要になります。お子様が宿題をやってこない、あるいは指示に従って進められないという場合には、授業後に残って宿題をやってもらうなど、行動を改善するためのアプローチをかけさせていただきます。お子様には負担をかけることになりますが、今後の学習において必要な意味のあることですので、ご理解いただければと思います。(算数科:池田)