2024年12月6日
9月初めの小学4年生の授業では,「ものの個数の数え方」を扱いました。
この問題の正しい答えは11個なのですが,なんとなく20-10=10個と考えてしまうお子様が多いです。番号と個数の結びつきを考えて,引き算を使おうという発想は良いのですが,直感だけに頼ってしまうと間違ってしまうのが,このような算数の問題です。番号と個数を正しく結びつけて考えるために,どのように行動をすればよいかを知ってもらいました。
このテーマは夏期講習でも一度扱っていますが,今週は体験授業のお子様が2名参加してくれていましたので,もう一度丁寧に説明させていただきました。
算数の授業では問題を扱いますが,問題の正解を出すことは,計算以外では重要ではありません。計算については正しく答えを出すことができないと,それが混乱の原因になってしまいます。しかし,今回扱った「ものの個数の数え方」のような考えることが必要な問題については,なんとなく覚えていた式に数を当てはめて答えを出すことには意味はありません。どのように行動するべきかを知った上で,自分が何をしているのか,一つ一つの行動の意味を確認しながら解き進めていくことが必要です。こういった練習をしておかないと,見たことがない問題に対して何もできなくなってしまいます。
今回の「ものの個数の数え方」については,体験生の2人も含めて,全員が自分の描いた図を見てそれがどういう意味なのかを考えようとしてくれていました。今後もこういった考える練習を続けていきます。