小5国語　授業報告　8月10日

講習中の授業では、文章読解を中心に扱っています。毎回の授業の冒頭には、前回の授業で読んだ文章中に使用されていた重要語句、難しい言葉の意味に関するテストを行っています。

通常の授業では、一週間に一回のペースになるので、授業で学習したことばの確認・復習を一週間の中で繰り返し行うことができます。しかしながら講習においては、授業と授業の間隔が短いので、繰り返しの回数がどうしても少なくなります。そのためテストの得点が下がる可能性があるのですが、本日のテストを見る限り、多くの生徒が普段と変わらずよくできていました。

これにはいろいろな理由が考えられます。
①　授業中に語句の意味を覚えられるようになってきている。
②　語句の知識が増えてきているので、通読時に出会う「意味の分からない語」が減っている。
③　宿題を行う際の集中度が高く、覚えられる量や精度が上がっている。

こういったいくつかの要因が重なり、少ない繰り返しの回数で覚えられるようになってきているのでしょう。

しかし、これで安心して「繰り返しの回数を減らそう」と考えることは禁物です。「もう大丈夫」と思ったところから、さらに繰り返すことで、知識が当たり前のこととして定着します。

講習時の授業においては、宿題での繰り返し回数が少なくなる分、授業内で繰り返し確認・説明をするなどして、定着のための機会を作るようにしています。今回の授業では、テスト終了後、テスト解説も兼ねて、前回読んだところを再読し、語句の意味の再確認を行い、その上で前回読んでいない部分を読み進めていきました。今回、初めて読んだ部分に使用されていた重要語句についての説明も行いましたので、それについては次回の授業時にテストで確認していきます。