2024年11月14日
小6の社会では現在、歴史の学習を終え、地理の復習をしております。小5生が2月~6月までの4か月かけた内容プラスアルファの知識を約1ヶ月で学習しました。覚えることの総量は6年生の方が多いのですが、5年生よりも圧倒的に短い時間で覚えることができています。
なぜ、短い時間で覚えられるのか? 考えられる理由はいくつかあります。
(1) 5年生のときに一度学習した内容なので、ある程度記憶が残っているため、覚えるための時間が短くて済む。
(2) 覚えるためのツール(「社会トレーニング」というプリント)を使って毎日学習するので、自然と覚えてしまう。
(3) 5年生~6年生の序盤で、記憶をするための方法について習熟してきているので、短時間で精度高く覚えることができるようになっている。
以上の(1)~(3)が主要な理由でしょう。実はこの中で最も重要なのは(3)です。5年から6年の序盤にかけて覚えるということに真摯に向き合えばこそ、記憶の精度が高くなります。そして記憶精度が高まっているところに(2)のツールを使用するわけですから、短時間で、精度高く覚えることができるのです。
5年生の保護者の方の中には、5年生のうちから「社会トレーニング」をやればいいのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かにその形をとれば、その時点で覚えることは効率的にできるでしょう。しかし、それはいわば補助輪つきで自転車に乗るようなもので、最初からその形を続けていたら、自力で覚えるという姿勢や、覚えたかどうかのチェックの方法などが身につきません。
6年生の学習がうまく機能するためには、5年時の学習に真剣に取り組んでおく必要があるのです。