少し前の記事で、ONEの教室に歴史マンガを置いてあるということを書かせていただきました。
現在、ONEの教室においてある歴史マンガは以下の4種です。
(1) 集英社 学習漫画『日本の歴史』①~⑳
(2) 学研 学習漫画『日本の歴史』①~⑫
(3) 朝日小学生新聞 学習漫画『日本の歴史』①~⑦
(4) 朝日新聞出版 週刊マンガ日本史①~㊿
それぞれのマンガには、読み物としても面白さ、扱っている史実の詳しさ、わかりやすさ、受験において役立つかといって点に関して、結構な差があります。
これらのマンガを小学校4年生や5年生に読ませようとして家においておいても、歴史好きなお子様以外は読まない可能性が高いと思います。実はONEでこれらのマンガを一番読んでいるのは、歴史を一通り学習した6年生です(時間に余裕があるときに、読んでもらっています)。上記の(1),(2)などは、ある程度の歴史についての予備知識がないと、なかなかに読み進めていくのは難しいと言えます。(1)については、中学受験で求められる知識のレベルよりもかなり細かいことまで描かれており、大学受験の基礎レベルまでに対応できるのではないかと思えます。
歴史の学習と並行して読んでいく、あるいは歴史を一通り学習した段階で読んでいくという使い方が現実的だと思います。学習した知識に深みや広がりを与えていくという意味においては、これらの歴史マンガを読むことは有効だと思いますが、「これを使って一から歴史の勉強」というのは、厳しいと思います。
もしご自宅に歴史マンガを置いてあるがお子様が読もうとしないという方がいらっしゃいましたら、授業において歴史を扱い始め、ある程度学習が進んだ段階で、「読んでみたら」と声掛けをするのがいいと思います。ただ、いやがるものを強制して与えると、弊害の方が大きくなりますので、お気をつけ下さい。