上の問題は今週の授業時に実施した漢字のチェックテストの一部です。
ONEでは、小4,5の間は原則として「漢字の書き取り」の学習を行っていないということは過去の記事に書いておりますが、上記はテスト問題は「書き取り問題」です。「同音異義語」・「同訓異字」については、意味や使い方の違いを覚えてもらうために、宿題の中で繰り返し「書き取り」の問題を出題しています。
パソコンやスマホ、タブレット端末などで文章を作成するときに重要なのは、同音異義語や同訓異字を正しく使い分けられるということです。
「あたたかい」と入力し、変換キーを押すと、「暖かい」・「温かい」の二つが候補として表示されます。ここから自分が書いている文章にふさわしい方を選択する必要があります。
こういう時勢を踏まえているのでしょう、中学受験では同音異義語・同訓異字の書き取りは頻出です。
使い分けをマスターするためには、それぞれをどんなときに使うのかということについて説明を聞いて理解することも必要でしょうが、繰り返し用例に触れ、どういうときにどちらを使うかということを感覚的に身につけてしまうという方が効果的です。
5年生の漢字の宿題では、授業で説明をした同訓異字・同音異義語については、毎週のように繰り返し書いてもらうということを行っています。書き取りの問題ではありますが、一度に10回、20回と漢字を書くというような、作業的な漢字の学習を行うわけではありません。
宿題で繰り返し書いていることもあり、テストにおいては、ほとんどの生徒が全問正解できていました。間違えてしまったものについてはその場で直してもらいましたが、一回直しただけで定着したとは言えません。今後も宿題やテストに出していきますので、そこで繰り返し正しい漢字を書いてもらい、知識を定着させていきます。