今週は「等差数列」について授業を行いました。
春期講習までに扱った内容
次のように数が並んでいます。14番目の数を求めなさい。
① ② ③ ④ ⑤
3 10 17 24 31 …
春期講習の段階で「等差数列」について,何番目の数がいくつになるかを全員求めることができるようになりました。
今週扱った内容
次のように数が並んでいます。79は何番目の数ですか。
① ② ③ ④ ⑤
1 4 7 10 13 …
今週は「等差数列」の中の一つの数が与えられたときに,その数が何番目にあたるかを考えてもらいました。春期講習までに学んだ内容とは逆方向に考えてもらうことになります。番目から数を求めることができるのであれば,数から番目を求めることも,それを逆にたどればよいので簡単なようにも思えます。しかし,これは「等差数列」について全体像をつかんでいる大人だから言えることであり,逆にたどって考えることは初学者にとって思いのほか混乱を招くことになります。今,自分が注目しているものが,番号なのか,数なのか,どちらなのかを明確に意識しないと,何をしているのかわからなくなってしまいます。この混乱は自分で時間をかけて解決するしかありません。また,時間をかけてこの混乱を解決することで,考える力を養うことができます。
「等差数列」は規則性の問題を考える上で必ず身に着けておかなければいけない内容ですので,今後も演習を続けていきます。