2024年11月15日
今週は規則性の授業を行いました。先週まで扱っていた割合の内容について,すべてを説明し終わったわけではないので、5年生のうちにまた割合を扱います。「割合」と「速さ」が5年生のメインテーマとなりますが、それ以外の必要な内容も適宜盛り込んでいきます。
規則性で最初に扱うのは「等差数列」に関する事柄となります。大人であれば全体像を合理的に把握しやすいので比較的簡単に処理できる内容ですが、子供にとっては案外難しい内容となります。「等差数列」については公式に当てはめるような形で処理をさせてしまう学習法もありますが,ONEではそのような方法をとることはしません。そこまでに説明された事項を利用して,一つ一つ段階を追いながら,できるだけ自分で考えてもらうようにしています。
目の前の問題の答えを出すことが目的なのであれば,このような方法をとることは遠回りに思えるかもしれません。しかし,結論を覚えてそれでよしとするのではなく,全体像が見えないために生じた「混乱」を自分で論理を追って考えることで解決していくことが,思考力を高めることにつながります。ONEでは考える頭を作る素材として規則性の問題を利用しています。
規則性の問題は生徒にとって必要な「混乱」を生み出す為に非常に良い題材だと考えています。しっかりと混乱してもらい,考える力を鍛えていきたいと思います。