5年生の国語の授業は、前半に漢字の学習、後半に文章の読解を扱っています。
〇 漢字の学習
毎回、前週に学習した漢字についてのテストを実施していますが、今回は全員がほぼ完璧に近い出来でした。学習した漢字を定着させるための宿題については、全員がさぼることなく、やってきています。ときに表記が雑になってしまうお子様が何名かいらっしゃいますので、それについては注意を促しております。
本日の授業で扱った漢字は以下の4つです。
それぞれの漢字について、読み方と意味を説明し、用例を紹介しました。
用例で扱う例文は新5年生にとっては馴染みのないようなものも含まれていますが、宿題やテストを通じて、繰り返し触れることで語句の意味用法を習得することが可能です。そうやって得た漢字・語句の知識が、文章読解や記述の下支えになります。日々の学習をしっかりと継続していけるよう、働きかけていきます。
〇 文章の読解
約一ヶ月をかけて一本の文章の学習を継続してきました。さまざまな文章で繰り返し出会うような重要語句がたくさん含まれた文章でしたので、時間をかけ、授業や宿題を通じて繰り返しそれらの語句に触れてもらい、テストにおいて定着度を確認してきました。何度も繰り返す中で、重要語句について、理解を深めることができたと思います。
今回から新しい文章を扱います。今度の文章は重要語句が多く使われるという点は前回と共通ですが、文章のテーマ「環境保全」が入試における頻出のものとなりますので、テーマ自体についての教養を深めることも重要になります。「環境保全」に関して取り扱った文章では、「森林」や「水田」といったものについての予備知識の有無が読解の深さに影響することが少なからずあります。今回は「森林」について、「自然林」と「人工林」、「日本の林業の現状」などについて簡単に説明をしました。次週以後、重要語句についての説明を行い、それについて十分に理解を深めたところで、文章を繰り返し読み、テーマについての知識・教養について、再度掘り下げて説明していきます。春期講習の期間を使って、この一本の文章をしゃぶりつくしていく予定です。