2024年11月14日
今回の冬季講習の理科では、新しく「花」の単元を扱いました。植物の単元は以前にも扱っていますので、まずは、以前に説明した単子葉・双子葉・光合成などの知識の確認を行いました。
以前に記憶したはずの知識を思い出してもらうことによって、知識の定着を図ることが目的です。大分期間があいていたので、覚えていない生徒もいましたし、扱ったときには入塾していなかった生徒もいたので、全員にとっていい機会になったのではないかと思います。どうしても、一度やって終わり、では身に付かないものですので、こういった機会はなるべく設けていければと思っています。
「花」の単元についてですが、初めに、花とはどのような器官であるのかを認識してもらいました。花とは植物が子孫を残すための器官です。この意味合いを念頭に置いてもらったうえで、花びら・めしべ・おしべ、などの役割・名称を説明しました。基本的に5年生で扱っている理科の単元のものは知識であるので、単純な記憶がほとんどですが、理屈立てて考えることで、知識同士が結びつけられるものに関しては、理屈を説明するようにしています。例えば、今回の授業において、花びらの役割を「虫や鳥に自分の存在をアピールする」と説明しました。これは、虫や鳥に花粉を運んでもらうためです。この役割から考えると、水や風に花粉を運んでもらう花にはアピールする必要がないので、花びらが必要ないことになります。ですので、風媒花や水媒花には花びらがないのです。
このように、単純な知識として、花びらがないもの、あるものを覚えてもいいのかもしれませんが、せっかく頭を使う機会があるのであれば、活かしていきたいと考えていますので、今後ともその機会を探しつつ知識の定着に努めていきたいと思っております。