2024年12月6日
今週の授業では「割り算」の説明をしました。
筆算など割り算の計算自体は全員ができるようになっています。今回は割り算の計算練習ではなく,割り算を使うのはどういうときなのか,文章と割り算の式を結び付ける練習をしました。どのような文章が与えられたときに,割り算を使うのか,これをわかるようにするのが今回の授業の目的です。掛け算については,この場合は掛け算をするのだろうと直感的にわかるお子様が多いのですが,割り算については文章と割り算を直感的につなげられないお子様も少なからずいます。
割り算については,
(ア)15個のリンゴを3人で等しく分ける
(イ)15個のリンゴを3個ずつ分けていく
どちらも割り算の式で表現すると15÷3=5となります。ここで出てきた5という数字は(ア)と(イ)であらわしているものが異なるにも関わらず,数字だけを見ると同じ式になってしまっています。これを,なんとなくそういうものだと飲み込めるお子様はよいのですが,人によっては納得できなくて考え込んでしまうこともあると思います。ここで立ち止まることは,考えている証拠であり,悪いことではありません。慣れてもらうために掛け算と割り算を行ったり来たりしながら説明を繰り返しました。
割り算についての理解は,5年生になってから割合を学ぶときに欠かすことができません。次週も続けて扱います。