先週の月曜日は祝日のため授業がありませんでしたので、本日は2週間ぶりの国語の授業になります。
授業の前半は「漢字」の学習を行っています。
毎回、前週の復習テストを実施しています。今回は通常よりも授業の間隔が長かったので、テストの出来が思わしくないのではないかと思っていましたが、みなしっかりとできていました。前々週に繰り返し学習した内容を一週間たった後でも覚えていたということです。漢字の学習に関しては、日々の宿題に関して、あまり注文をつけることもない状態になっていると思います。
後半の「読解」の授業でも、冒頭にテストを実施しています。テストにおいては、前回読んだ文章の中に使われていた重要語句・難しい語句の意味を記述してもらうのですが、今回はいつになくテストの出来が思わしくないお子様が数名いらっしゃいました。
テストの出来が思わしくなかったお子様は全員、テストの前半はほぼ完璧にできているのですが、後半の出来が良くないという状態になっていました。前半に関しては夏期講習後半ぐらいから繰り返し学習(宿題による学習とテストでの確認)している語句でしたので、ほぼ問題なくできていたのですが、今回、初めてテストに出題された部分について、まだ知識を固めることができていませんでした。先週、学校の宿泊行事があったために、宿題がやれなかったという人も数名いらっしゃいましたので、その場合、今回のテストの出来が思わしくなかったことについては仕方がないでしょう。
文章を一読し、一通り説明を受けたぐらいでは、その文章に含まれていた重要語句・難しい語句を身につけることはできません。説明された語句の意味につき、繰り返し文章を読みつつ確認するということを通して、初めてその語句の知識は定着していきます。本日の授業で再度、重要語句の意味を確認し、宿題をしっかりやって定着させてくるように指示をしました。
国語が苦手だという方の中には、塾の授業において毎週新しい文章を扱い(ONEではこのような形はとりません)、多くの文章に触れているはずなのに、語彙が全く増えないという方が少なからずいらっしゃいますが、そうなることは不思議でもなんでもありません。一本の文章から多くを吸収するためには、文章を一読しただけでは不十分なのです。