前記事はこちら→ 授業報告6月8日
前週のテストと同じテストを実施いたしました。
不注意なミスなどは多少見受けられましたが、ほとんどのお子様は先週よりもかなりよくできていました。覚えるために時間をかけ、覚えたかどうかのチェックを含めて、しっかりと学習した結果です。
前回よりも点数は伸びたもののまだまだ不十分だったお子様、前回とあまり変わらない点数だったお子様もいらっしゃいました。
このように結果になった原因は
(1) 覚えたかどうかのチェックができていない。
(2) さぼっている。
このうちのどちらかです。
(1)については、とにかく「覚えたという判断を自分でできるようになる」ということが重要です。これができないうちは、多くのものを覚えることは不可能です。まずは覚えたかどうかのチェックを自分で行い、完璧に覚えきるという成功体験をすることが肝要です。この部分に甘さのあるお子様に対しては、できるようになるまで繰り返し、アプローチをしていきます。
(2)の「さぼっている」というのは、たとえば2~3ヶ月に一回程度ということであれば、大きな問題はありません。しかしながら連続してさぼることは絶対にダメです。「さぼり」が続くようなときには厳しく注意をさせていただく場合もありますので、ご了承下さい。
今回の授業では「公害」について学習しました。次週のテストでは「四大公害病」についてまとめたプリントのテストを実施します。
本日テストを実施した「工業地帯・工業地域」に比べると、覚えることの数は多くありません。これを一週間で完璧に覚えてくるよう、指示をしました。
なお、今回テストした「工業地帯・工業地域」についての知識は、2,3ヶ月もすれば、記憶があやふやになってしまうでしょう。放っておけばそうなるのが自然です。これは責められるようなことではありません。お子様たちには「今回覚えたことは数か月後に忘れてても全く問題ない。覚え方をしっかりと身につければ、後で繰り返せばよいだけ」という話をしました。忘れることを極度に恐れると、覚えることから逃げようとするようになります。これは受験勉強においては非常に大きなマイナスになります。
「覚えなければならないことは一生懸命に覚えること」、「覚えたかどうかを自分で判断できるようにすること」、これが重要です。一度しっかりと覚えた(一時記憶ではない)のなら、その後に忘れてしまっても構いません(本当は一度しっかり覚えたことは完全に忘れるわけではなく、「思い出せない」状態になっているだけということが多いので、2度目に学習する時は1度目ほど時間や労力はかからないのが通常です)。
「覚えることを覚える」ということに、しつこく取り組んでいきます。